服のタックとは?特徴や効果を知ってタックを活用する

タック(tuck)とは、英語で「押し込む・挟み込む」という意味があり、生地をつまんだり折り込んだりして縫ってできる「ひだ」のことを指します。立体感が出たりシルエットをよく見せたり、動きやすくなるといった効果が期待できます。

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2024/01/31

タックの効果

タックによって立体的なシルエットを作ることもできます。またゆとりができるため、動きやすくなります。

タックのひだはそのものがデザインにもなりますし、服の形が崩れにくいというメリットもあります。

タックでデザインを作っているアイテムもあるので、シンプルだけどポイントを少し取り入れたい、という時にタックありのアイテムを選ぶのもおすすめです。

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ゆとりができて動きやすい

基本的にタックは腕やお尻回りなど、たくさん動かすところに崩れないようにあそびを持たせるために入れています。Yシャツの袖やパンツのウエスト下部分的などにタックが入っていることも多いです。

スーツパンツにはタックが入っていないものは「ノータック」と呼ばれるくらい、スーツにタックはおなじみのものとなっています。

スマートに見せつつも、動きやすさも重視されるスーツには必須のものなのでしょう。

スタイルアップ効果あり

タックがあるとキュッと引き締まって見えるため、スタイルアップも期待できます。

タックなしのフレアスカートやAラインスカートより、タックありの方がスタイルをよく見せてくれます。

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タック入りのパンツも効果ありです。
気になるお尻や腰、太ももなどにゆとりを持たせることでスタイルアップが期待できます。

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デザインを作る

同じ形・素材のものでも、タックのありなしで雰囲気が変わります。ひだによって生地に立体感が出て、形を少し変化させたりアクセントをつけたりします。

無地でもアクセントやポイントとしてコーディネートできます。

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タックの種類

タックにはいくつか種類があり、デザインや着心地が変わります。自分の好きなタックデザインや自分に合った着心地のタックを知っておくと服を選びやすいと思います。

ひだの本数による種類

タック入りパンツでは左右それぞれに入っているタックの数で種類が分かれています。

スーツでよく使われる名称ですが、ワンタック・ツータック・ノータックがあります。スーツ以外ではあまり使われていない言葉かもしれません。

タックの数が多いほど動きやすくなります。

ノータックタックが入っていないもの。
タックありに比べて動きやすさは軽減するものの、
すっきりとした見た目になる
ワンタック1本のタックが左右それぞれに入る。
腰回りにゆとりができる。
クラシカルやフォーマルな印象と動きやすさが特徴。
歩く・座るといった動作が多い人向け。
ツータック2本のタックが左右それぞれに入る。
ワンタックよりさらに腰回りに余裕ができる。
比較的ガッチリした体型の人や動きやすさ重視の人におすすめ。

インタックとアウトタック

タックはたたんで「ひだ」を作ります。内側にたたむもの(体の中心側に向かって山がある)を「インタック」、外側にたたむもの(体の外側に向かって山がある)を「アウトタック」と言います。

【参考】タックの種類について | アパレル 一人十色時代

アウトタックの方がカジュアルな雰囲気になり、腰回りがゆったりして見えます。対してインタックはすっきり見えるところが特徴です。

ピンタック

ピンタックは細かくつまんで作られたタックのことをいいます。折られているところから0.5〜1.5cmの間隔で縫い、表にたたまれています。

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シャツのデザインによく使われるタックで上品な印象にしたいときは特におすすめです。

ボックスタック

ボックスタックは両サイドから中央にタックを寄せたものです。

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このボックスタックの線があることで脚を長く見せてくれます。

タックありアイテムの選び方

タックありのものを選ぶときは、

  • あまりしめ付けたくないとき。
  • シンプル+αで個性を出す。
  • スタイルアップしたい。

といったときにおすすめです。

タックの位置や向きに注意

タックあり・なしは実用的に考えるか、スタイルアップを目指すかによって選び方が変わります。

動きやすさや楽さを考えるならタックありを。
スタイルアップを考える場合、細身ならノータック、標準体型はワンタック、ボリュームの気になる人はツータックを。
インタックの方がすっきり見えやすいですが、骨格タイプによってどのタックを選べばスタイルアップになるかは変わります。

タックは素晴らしい機能とデザインを作りますが、場合によって太って見えてしまうことも…。例えばぴったりしたサイズを選ぶと、膨らみのある平面やシワによって太くみせてしまいます。

タック入りのボトムスをあまり着たことがない方は、どのタックが自分に合うか一度着てみるのをおすすめします。
またタック入りでもスタイルアップが叶わなかったと感じた場合は、別のタックではどうかぜひ試着してみてください。

ウエストはぴったりでもお尻周りがきつい時

ウエストに合わせてパンツを選んだときにお尻周りがきつい…ということもあるでしょう。

オンライショップでサイズをチェックして「このサイズギリギリだな…いけるかな…?」なんて思ったときにも、タックがあれば少し安心できます。

ただしあまりにもぴったり(もしくは少しオーバーになるサイズ)だとタックが開いてしまって、小さいサイズを無理やり着ている感じが出てしまいます…
やはり多少はゆとりのある方が動きやすくスタイルアップするので、自分に合ったサイズを選んでください。

サイズが大きめでも注意

ぴったりすぎると動きづらい、着れないよりかは着れた方がいいので、大きめサイズを選ぶこともあるかと思います。

ただタック入りで自分に合っていない大きめサイズを選んでしまうと、たぼついて野暮ったい感じになってしまうこともあります。

「ちょうどいい」を見つけるのは難しいかもしれませんが、自分がどのサイズがしっくりくるのかを知っておくのは、スタイルアップのコツです。

失敗もあるかもしれませんが、「コレだ!」というサイズをぜひ探してみてください。

スーツのタックパンツの野暮ったさを無くしたい

スーツの場合、タックがあると野暮ったい印象がある、既製の服ではなかなかいいものがなかったと言う方は、オーダーメイドで作るのがおすすめです。
オーダーでもリーズナブルに作ってくれるところもあるので、動きやすさがありながらもスマートな印象に見せたい、と言う人はぜひ検討してみてください。

「タックイン」はトップスをインすること

「タックインする」という言葉もよく使われますが、こちらはデザインのタックのことではなく「トップスのすそをボトムスに入れ込む」という意味で使われます。

ウエスト周りをスッキリ、脚を長く見せる効果を期待して取り入れるスタイルアップ方法です。
すその全てを入れ込むことをフルタックイン、前部分だけを入れ込むことをフロントタックインといって使い分けられることもあります。

タックの機能性もデザインも活用しよう

そんなタックの特徴や効果を詳しくご紹介しました。ぜひデザインやサイズ選びの参考にしてみてください。

自分に合うタックデザインや、お気に入りを見つけることができれば、きっと服選びに磨きがかかります。機能的だけではなく見た目とのバランスもあるので、TPOに合わせたりサイズの合ったタックデザインを選んでいきましょう。

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