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フリースは合成繊維の起毛生地

2021/11/27

フリースはやわらかくて温かい秋冬定番の素材です。

ふわふわして触り心地がよく、保温性が高くて温かいのが特徴です。

そんなフリース生地について深掘りしていきたいと思います。

フリースはどんな生地?

フリース合成繊維から作られた起毛生地のことをいいます。

元々は1枚のウールのこと

フリースは元々はウールのこと。羊の毛を刈り取る際に、1頭の毛がうまくつながって1枚の毛皮になったものが一般的なフリースでした。

これが現在の合成繊維100%の起毛生地となったのは、モールデンミルズ社によって開発されたフリースから。その素晴らしい機能に各ブランドがそのフリースを使うようになり、現在のフリースが一般的になりました。
現在モールデンミルズはありませんが、ポーラテックがそのブランドを引き継いでいます。
ポーラテックは有名なフリース素材名でもあるので、気になる方はぜひ見てみてください。

ポーラテックのフリース

素材はポリエステルでエコなフリースもある

ポリエステル製品が多いですが、アクリルを使用したフリースもあります。アクリルの方が安価ですが、ポリエステルの方が機能的には優れた素材といわれます。

関連記事 : ポリエステルはどんな素材?

関連記事 : ウールに似せたアクリル生地の特徴

フリースに使われるポリエステルはPET(ポリエチレンテレフタラート)で、ペットボトルと同じ材料です。
ペットボトルをリサイクルして作られる環境に優しいフリースもあります。

フリースはパイル地を起毛させて作られます。裏起毛とほぼ同じです。
関連記事 : 裏毛(裏パイル)・裏起毛の違いを知って裏地を選ぼう

起毛させた生地の中で、化学繊維を使ったものがフリース。

またフリースは素材を重ねるため、裏起毛よりも厚みが増します。

温かさ・強度・軽さが特徴

ポリエステル素材のフリースは強度があって軽い、何よりその温かさが魅力です。

一番の特徴は温かさ。起毛素材は繊維の間に空気が入るため、熱を逃さず冷たい空気を通さないようにしてくれます。ウィンタースポーツでもよく使用されるほど、機能はお墨付き。
毛足が長いほどその効果が発揮されるので、より温かさを求めるなら毛足の長いものを選びましょう。

通気性と速乾性もあり

通気性があり、水分を吸っても乾きやすいのもフリースの特徴。
水に強く乾きが早い、シワになりくいという特性から、お家での洗濯も楽にできます。

また、蒸れた空気を外に逃すためスポーツやアウトドアのウェアによく使用されます。

フリースの注意点

フリースは火と毛玉に注意。

フリースは燃えやすい

フリースはちょっとした火ですぐに燃えてしまいます。穴が開くだけで済めば不幸中の幸いという感じで、ひどいと衣類全体に燃え広がってしまうこともあります。

料理中やストーブの近くにいる時など、火がすぐそばにある時は要注意です。

摩擦に弱く毛玉ができやすい

起毛素材は毛玉ができやすいもの。摩擦に弱いためより毛玉ができやすいです。

できたら取ればいい、と思いますがブラシや毛玉取りを使うとダメージを与えてしまって長持ちしないことも…
また静電気が起きやすいこともデメリットにあげられます。

完全に防ぐことは難しいですが、日頃のお手入れに気をつけて少なくできます。

関連記事 : 静電気は対策できる!素材選びや静電気の防止方法

フリースのお手入れ

ポリエステル素材のフリースは自宅の洗濯機で洗濯できるものがほとんどです。
いくつか注意点を守って長く着れるようにしていきましょう。

洗剤はふんわり感を保ために中性洗剤にし、柔軟剤も使いましょう。
柔軟剤を使うことで毛玉や静電気を防いでくれます。入れすぎるとゴワゴワの生地になってしまうので適量で。

摩擦に弱いため洗濯ネットは必須です。また摩擦をできるだけ少なくするために、洗濯コースはドライコース(おしゃれ着用コース)がおすすめです。

乾燥機は縮みや変形の原因になるので使いません。必ず干して乾かしましょう。

シワになりづらいため、アイロンは使用しなくても大丈夫だと思いますが、どうしても使用したい場合はスプレーなどで湿らせ、当て布をして低温でかけるようにします。アイロンではなく、スチーマーの方がおすすめです。

関連記事 : スチーマーでお手軽お手入れ&アイロンでしっかりシワ伸ばし

フリースは天然素材よりもお手頃でお手入れも手軽、気軽に使えるあったか素材なので、寒い時期にはぴったりですよね。

フリースとウールとの違い

温かくふわふわの素材と言えばウールも定番のアイテムです。

第一に化学繊維と天然繊維という素材の違いがあります。元々羊毛が由来であったフリースですが、今の認識は化学繊維の生地です。

通気性はどちらも優れていますが、ウールよりフリースの方がやわらかく軽量です。
お手入れもフリースの方が手軽にできます。

どちらも秋冬のイメージがありますが、ウールは夏でも涼しく着用できる素材です。

ウールはチクチクしたり痒くなってしまうことがあるので、敏感肌の人は注意が必要です。ウール製品が肌に合わない人はフリースを試してみてもいいかもしれません。

関連記事 : ウールはどんな素材?

環境の優しさでいえば天然素材の方がいいと言えますが、再生プラスチックから作られたフリースであれば、こちらもエコなアイテムと言えます。

使用する場面でフリースを選ぶ

どんな時にフリースを使用するかで、アイテムを選びましょう。

普段ようにカジュアルに着るのであれば、機能にそこまでこだわらなくてもいいかもしれませんが、登山やウィンタースポーツをする人ならより性能のいいアイテムを選びたいものです。秋冬のキャンプも場所によってはとても寒くなることがありますので、機能重視でアイテムを選んでおきたいところです。

高品質のものであれば、毛玉になりにくかったり、燃えにくいフリースもあります。
お手頃価格で温かさを手に入れらることでフリースは選ばれていますが、フリースを作っている会社によって質が変わります。

安価なフリースはいまいちだった、防寒対策にフリースが欲しい、といった場合欲しい機能に優れたフリースアイテムを選ぶと失敗が少なくなります。

ポーラテック フリース

値がはっても優れた機能を重視するならポーラテックのフリースがおすすめです。
ポーラテックは各アウトドアブランドがこぞって使用する機能性の高いフリースです。(ポーラテック社の商標)
編み目がゆるく、毛足が長いのが特徴。
保温性・通気性・耐久性・伸縮性・速乾性・軽さに優れ、毛玉になりくいという嬉しい特性もあります。

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