ルネガールから感じる自由

ルネガールをご存知でしょうか。
ルネガールは内藤ルネが生み出した数々の「カワイイ」少女たちのこと。

このルネガールには印象的なストライプデザインや自由を感じるところがあります。

美しく輝いていられる時間は永遠にはありません。しかしその瞬間の美を切り取り、閉じ込めようとした人がいました。

それは「内藤ルネ」です。

内藤ルネとは

内藤ルネは1950〜70年代にかけて活躍したイラストレーター。
大きな目に大きな頭、すらりと伸びた手足の少女のイラストが彼の代表作。今も多くの人に支持されています。

また、人物だけでなく、動物や花などにも独自の感性を反映し、さまざまな形で作品を送り出してきました。

「カワイイ」ものを次々と生み出し、少女たちからの共感を集めていました。

カワイイを永遠に

ルネが描き続けた「カワイイ」とは、一瞬のきらめき。

砂糖菓子のように甘く、あっという間に消えてなくなってしまうからこそ、誰もが惹かれ、欲するものです。
ルネは、その永遠ではないものを永遠にしよう、「permanent girly(パーマネント・ガーリー=永久的な少女性)」を表そうと、作品の中に思いを詰め込みました。

内藤ルネの作品が色あせず、新たに評価を集め続けているのは、描かれている少女たちが今なお輝き続けているからに他なりません。

ルネのストライプ

ルネの作品には、しばしばストライプ柄が登場します。
背景、衣装、小物など、つかいどころや分量は作品ごとに異なるものの、共通していえるのは、そのストライプが「ルネ作品」の象徴であるということ。
内藤ルネの作風を、ストライプ柄が端的に説明しているのです。

ストライプには、それを纏う者を若々しく見せる効果があります。
ともすれば子どもっぽくなってしまいがちなモチーフをあえて取り入れたのは、ルネの描くものが、「成熟した女性」ではなく「あどけない少女」だったからでしょう。
大人と子どもの間、ほんのわずかな期間にのみ見られる、みずみずしさやイノセントな魅力。それらを表すのに、ストライプの持つ印象の力を借りたのかもしれません。

ルネガールが教えてくれる自由

こぼれ落ちそうに大きな瞳、長いまつげに紅色のほっぺ。艶やかな赤い唇に小ぶりなまゆげ。
ガーリー要素を惜しげもなくつめ込んだカワイイ容姿。

このかわいらしさはルネガールが誕生するまで、日本に存在していませんでした。
それまで描かれていた少女は、どこか影をまとったような「おしとやかさ」が主流だったのです。

そこに一石を投じた内藤ルネ。
ルネが描く明るくポップなガールによって「カワイイ」女性像が市民権を得ました。
おしとやかでなくてもいい。控えめでなくてもいい。自分を飾っていい。
女性はどこまでも自由なのだと。

服装の自由

ルネガールの着こなしにも注目。
トラッドでガーリーな着こなしは現代でもカワイイ。

そんな甘い色合いやフォルムも多い中、白黒のストライプスーツをまとったルネガールもいる。

白黒のストライプは「カワイイ」とはまた違ったイメージがあります。
ルネガールはカワイイ女の子。しかし、カワイイ人が必ずカワイイ服を着なければいけないわけじゃない。

カワイイがマニッシュなストライプを纏うのも自由。
そこにルールはないのです。

内藤ルネさんにそのような意図があったかは分かりません。
なんとなくストライプを着せてみただけかもしれない。

カワイイも取り入れるストライプ。カワイイの可能性も広げるストライプ。

ストライプの可能性、表現は広がるばかりです。

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Posted by freeen