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泥汚れ・食べこぼしや黄ばみなどのシミ…気になる汚れの落とし方

2022/01/24

通常の洗濯では落としきれない頑固なシミ汚れに困ることは一度や二度ではないかもしれません。

なかなか洗濯できない衣類にシミがついてしまった…
洗濯では落としきれないシミをつけてしまった…
全体的に洗濯する必要はないけど、気になる汚れがある点にだけ付いている…

処分するしかない…と諦める前に、シミのことを知って大切な衣類をきれいに長く使っていきましょう。自分で落とせるものか、プロに頼むかの判断も大切なポイントです。

「シミ」とは?

シミは洗濯機で洗うだけでは取りきれない、部分的に付いてしまった汚れのことを言います。通常の洗濯では落としきれないため、「シミ抜き」という特別な処理をしないといけないのが厄介なところです。

目立たないシミも早めに対処しましょう。見えにくくともシミはそこに残ります。
後々シミが化学反応を起こして変色し、黄ばみというシミになっていきます。

その時に落とそうとしても長い時間放置したシミは落ちにくくなり、完全になくすことができない可能性が高いため、気づいたら対処する方がベターです。

シミの落ちる目安

引用 : https://s-cleaning.com/blog/post-2730.html

古い染みというのは、汚れが繊維を壊してしまっている状態の可能性があり、完全に落とせなくなります。

このような状態になると「汚れを落とす」のではなく、変色したシミの上に色を塗る「色補正」という対応になります。

落としきれないシミはクリーニング店へ

特殊な素材や落ちにくいものはクリーニング店に出してください。
頑張ってシミ抜きしようとして生地をダメにしてしまっては元も子もありません。

クリーニング店に出す場合でも、シミに気づいた時にすぐ出しましょう。他のものと併せて…なんて待っているとそのうちに酸化してプロでも落としにくくなってしまいます。

1ヶ月以上もの間放置してしまうと、クリーニング店でも落とせなくなる可能性が高くなります。特殊シミ抜きなどもありますが、料金がさらにかかってしまいます。

またボールペンなどのインク類は家で洗ってしまうと、クリーニング店でも落としにくくなってしまうそうです。
インク類が付いてしまったらすぐにクリーニング店に持って行きましょう。

原因が分かるなら、何によってできたシミなのかを伝えるとそれに合わせた処理をしてくれるので、汚れが落ちやすくなります。

シミの種類を知って正しいシミ抜き

シミにも種類があります。クリーニング店に持っていく場合も自分で処理する場合もシミの種類を知っておくことが大切です。

  • 水に溶けやすいシミ(水溶性ジミ)
    しょうゆ、ジュースやお茶、コーヒーなどは水溶性のシミです。
  • 油を含むシミ(油性ジミ)
    口紅やファンデーション、ドレッシング、カレーなど「油」を含んだものによってついたシミです。
    油によって生地が薄く透けるような感じになります。生地によって手触りも変わってしまうこともあります。
  • 不溶性のシミ(繊維に絡みつく細かい固形物によるシミ)
    ホコリ、泥、粉、花粉、サビ、カビなどが不溶性のシミです。

水に溶けるものは水を使って、油シミは中性洗剤や酸素系漂白剤を使って落とします。

牛乳のシミはタンパク質を分解する酵素入り洗剤が効果的です。つけおきするとニオイが取れやすくなります。

家庭でシミ抜き

クリーニングに出す前に自分でなんとかしてみる!という方は以下の方法を試してみてください。

漂白剤NGのものや水洗い不可など、衣類の生地によって家庭でのシミ抜きが難しいこともあるので、洗濯表示チェックはお忘れなく。

関連記事 : 洗濯表示をチェックして正しい洗濯を

シミ部分に洗剤をつけて洗濯機へ【酸素系漂白剤OKなもの】

洗濯機にかけられるものなら、シミの部分に洗剤(酸素系漂白剤)を直接つけて染み込ませます。
そのあとはすぐに洗濯洗剤を使っていつも通り洗濯すればOK。

汚れがひどいようなら、洗剤をぬるま湯に溶かして30分ほどつけおきしてから洗濯します。

洗濯機を使わずシミ抜き

  1. 乾いたタオルを敷いてシミのついたところをタオルにつける。
  2. シミのタイプによって水か中性洗剤をつけたブラシで、タオルにシミを移すイメージでシミの周りから中心に向かってたたく。
  3. シミがタオルについたら位置を変えて、タオルに色がつかなくなるまで繰り返す。
  4. 洗剤を使った場合は、色がつかなくなったタイミングですすぐ。
  5. たたいたところの境目をぼかして輪ジミ対策。
  6. きれいなタオルで水分を十分に吸い取って乾燥させる。

シミの周りが「輪ジミ」になりやすいので、周辺から始めるようにしてください。
中心から洗剤をつけるとシミが広がってしまうので「周りから中心へ」ということを意識して行います。

汚れが大体取れたらシミの周囲をぼかすように、水に濡らして固く絞ったタオルでたたくと差が目立たなくなります。

「黄ばみ」は衣料用漂白剤を使う

気づいたらある黄ばみ…時間が経ってしまうと通常の洗濯ではなかなか落としきれないもの。

黄ばみの主な原因は洗濯で落としきれなかった汗や皮脂。それらが酸化して黄色くなったものが黄ばみです。

黄ばみ汚れは衣料用漂白剤を使って落とせます。

衣類全体がうっすら黄ばんでいるなら、洗濯時に粉末タイプの酸素系漂白剤を使います。洗剤にプラスして洗濯機に入れてください。酸素系漂白剤であれば洗える衣類の幅が広がるので他のものと一緒に洗えます。

時間が経って目立つ黄ばみはつけおきしましょう。粉末タイプの酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かしてその中に衣類を入れます。
粉末タイプの漂白剤を直接衣類につけると色落ちや色ムラの原因になるので溶かして使ってください。
40°Cくらいの少し高めの温度の方が汚れが落ちやすくなります。

時間の目安は30分ほど。つけ終わったらそのまま十分にすすぐか、一度洗濯機で洗います。

スプレータイプの漂白剤で黄ばみ予防

黄ばみは汗や皮脂の蓄積汚れが原因なので、毎回の洗濯でしっかり落とすことが黄ばみ予防になります。

目立つ前に対策しておけば、つけおきしたりする手間を省けます。

方法はスプレータイプの酸素系漂白剤を黄ばみやすいところにかけるだけ。

特に黄ばみやすいワイシャツやTシャツのえりや脇、袖・裾などにシュシュっと振りかけてすぐに洗濯機で洗います。(酸素系なので色柄物にも使えます)

泥汚れはつけおき洗い

泥って落ちにくいですよね…泥というのは水にも油にも溶けないため汚れを落とすのが大変なもの。
泥が乾いてしまうとさらに落ちにくくなります。泥がついたら乾く前にできるだけ早く洗い落としたいものです。

泥汚れはつけおきをすることで取れやすくなります。他の洗濯物に汚れを移すのを避けるためにも、一緒に洗う前にできるだけ汚れを落としておくことが大切です。
乾いてしまった場合は、はたいたりして泥を落とします。

使う洗剤は「漂白剤入り」のもの。
衣類によって漂白剤が使えないものもあるので洗濯表示はチェックしてください。

つけおき方法

バケツや洗い桶にぬるま湯を入れて洗剤を溶かして洗剤液(濃いめ)を作ります。
その中に汚れた衣類を投入し、そのままつけおきします。

白物の場合は「一晩から一日」ほど。

色柄物なら「2〜3時間」ほど。汚れがひどい場合でも8時間以内を目安につけおきしてください。

つけおきしたら洗濯機で洗って干します。

頑固な汚れに大活躍!衣料用漂白剤

衣料用漂白剤は消臭・除菌の他、色素を分解して汚れの色そのものをなくす機能があるので、泥汚れや黄ばみ、シミをなくすのに最適な洗剤です。

使用する成分によって、「塩素系」と「酸素系」の2つのタイプに分けられ、酸素系はさらに「液体」と「粉末」タイプがあります。

塩素系漂白剤

主成分は次亜塩素酸ナトリウム。

塩素系漂白剤は、白(無地)もの衣類専用です。漂白・消臭・除菌効果が強く、色柄物には使用できません。(色が落ちてしまう)

酸素系漂白剤

主成分は過酸化水素や過炭酸ナトリウム。
塩素系と同じように漂白・消臭・除菌効果がありますが、塩素系ほど強くはありません。染料は落とさず汚れだけを落とすことができるので、色柄物にも使えます。

液体タイプと粉末タイプがあり、液体タイプは直接汚れにつけてもみ洗いしたりできるのがメリット。
粉末タイプの方が洗浄力が上がるので、強い汚れやつけおきする必要のあるものはこちらがおすすめ。

漂白剤使用不可のものでないかチェック

漂白剤を使うときは洗濯表示をチェックしてください。△の記号が漂白剤使用方法のマークです。

漂白剤使用不可酸素系・塩素系OK酸素系OK・塩素系NG

酸素系がOKな場合でも粉末タイプを使う場合には注意が必要です。
ウールや絹といった素材、「中性洗剤使用」の表記があるものには粉末タイプは使えません。素材チェックやその他注意事項も確認して使用する洗剤を選んでください。

外出先での応急処置

外出先でもシミがついたらできるだけ早めに対処したいところです。すぐに洗えない場合は応急処置をしましょう。

コーヒーやジュース、しょうゆなど水溶性のシミは「水とティッシュ(紙ナプキンやハンカチもOK)」を使って応急処置できます。

必要なものは水とティッシュ(最低でも3枚)です。

  • 少量の水でティッシュ(1枚目)を濡らす。(水が多すぎるとシミを広げてしまうので、湿らせる程度に)
  • 乾いたティッシュ(2枚目)をシミのついたところの裏側に当てる。
  • 湿らせたティッシュでシミを濡らし、おさえるようにして乾いたティッシュにシミを移す。
  • 乾いたティッシュを動かしながらシミの色がつかなくなるまで繰り返す。
  • 最後に乾いたティッシュ(3枚目)で水分をよく取る。

油性のシミ(ファンデーションやカレーなど)の場合は「石けん」をシミになじませながら同じようにとっていきます。

家に帰ったらすぐ洗濯、またはクリーニングへ。

シミがついたから大切なアイテムを処分しなければならないのは、残念なことです。

適切な処理をしてシミをなくし、お気に入りのアイテムを長く使っていきましょう。