ストライプとアート – freeen

ストライプとアート

2020/06/272021/05/25

芸術家は作品を介して、私たちに感情を刺激する魔法をかけます。
興奮、憧れ、悲しさ、楽しさ、希望。

どういった感情を持つかは、同じ一つのアート作品でも人によって違ったりする。

どの感情を持ったにしても、その作品に入り込めたら別世界に連れられたような混乱と心地よさを感じられます。こんな感情があったという驚き、過去の体験から思い出される感情などがあります。

私たちがアートを見るのは、その魔法にかかりたいからかもしれません。

芸術作品にはストライプが多数

絵画や写真、造形など、数多くの芸術作品に多用されているストライプ。

特に20世紀前期に生まれたモダンアートには、縞模様のコラージュが目立ちます。

アーティストたちが作品の中にストライプを用いるのは、模様の持つ引力の強さ。2色以上の線が並ぶ、というシンプルな模様から強いインスピレーションを得られるのでしょう。

線の繰り返しは無限の広がり

「単純な線の繰り返し」。なんだかそれだけ聞くと退屈な感じ。しかしその繰り返しこそが無限の広がりを表現しているのです。

連なる線を見続けるうちに起こる錯覚は、時に私たちを熱中させます。我を忘れた先にあるのはトランス状態(通常とは違う意識)。

トランス状態で得られる浮遊感や幸福感、そして広大な空間の存在を、あの単純な線のパターンがもたらします。

トランス状態への一番の近道は、「繰り返すこと」。単純で単調な繰り返しは、思考と感覚を麻痺させるのに最も効果的とされています。

たとえば音楽。

ハウスから派生したトランスミュージックは、クラブシーンを中心に世界中で支持を集め、一大ジャンルとしての地位を確立しました。

クラブシーン

美術の分野でも、トランスは創造力を掻き立てる重要なファクターとして、さまざまなアーティストたちの作品に登場します。そしてそのトリガーとなる重要なモチーフこそが、線と線が織りなす縞模様、ストライプなのです。