ストライプの種類 | 縞模様の名前や特徴まとめ

はっきりした色の配色で、太めのラインが等間隔に並んだストライプ。1本のラインは0.5cm〜1cm程の幅。

英語では主にブロックスストライプと言いますが、日本ではロンドンストライプとも呼ばれます。

ブロックストライプと同じですが、特に大胆で単純な等間隔の太いライン（1.5cm以上）ではっきりした色味でデザインされるストライプです。

オーニングとは「日除け・天幕」のこと。その名の通りテントやビーチパラソルに使われます。

細めの2本線がセットになったパターンのストライプがダブルストライプです。
2本の線が線路のように見えるため、トラックストライプ、レールストライプとも呼ばれます。

3本線ならトリプルストライプと言います。

ネイビーの生地に白ラインを入れたデニム生地が基本ですが、ネイビーだけでなく、他の色も使われることがあります。
「デニム」というところがヒッコリーのポイント。ストライプ柄のデニム生地を、ヒッコリーと言うこともあります。

ヒッコリーという名前の由来は、木の種類であるヒッコリーから。
参照 : ヒッコリー | Hickory | 木材博物館

黒板に使うチョークで線を引いたような、かすれた淡い線のストライプ。線の輪郭が少しぼやけているのが特徴。濃い色の生地にラインを引くことが多いです。間隔は0.8〜2cm程。

エリート金融関係者や銀行家が好んで着ていたため、バンカーストライプとも呼ばれます。

鉛筆で描いた線のような細めのラインのストライプ。

細いラインなので、ピンストライプと見分けがつきづらいのですが、こちらは線であること、ピッチが狭いことが違いとしてあります。

メンズスーツに使用されるストライプは、このペンシルストライプが代表的。

針の先くらいのドットを並べて細いラインに見せているピンストライプ。
「針の頭のようなドットでつくられたストライプ」ということで、「ピンヘッドストライプ」、「ピンドットストライプ」とも呼ばれます。
線の間隔は一般的に約2cmほど。それよりも間隔が狭くなると「ナローストライプ narrow stripe」といいます。

髪の毛ほどの細さの縞模様。遠目だと無地に見えるくらい細いストライプ。

繊細なイメージを与え、さりげないおしゃれにぴったりのストライプです。

オルタネイト（alternate）は「交互に、互い違いに」といった意味があります。地色とは別に2種類の異なった幅、色、織り方を交互にしたストライプです。

より太いラインで縞模様を作っているストライプ。
英国の大学ボートレース「ロイヤル　ヘンリー　レガッタ」で多く着られてた柄からこの名前がつけられました。
参照 : ヘンリー・ロイヤル・レガッタ – Wikipedia

多色使った比較的太めのストライプ。

向かって右上がりのレジメンタルストライプは伝統的な正統派のヨーロピアンストライプ。左上がりのものはアメリカンストライプ。
紳士が通うクラブで用いられるレジメンタルはクラブストライプとよばれ、左上がりものが多くあります。

同じ色の糸を使って、糸の方向を変えることでストライプ柄に見せるストライプ。

色によってパッと見は無地に見え、見る角度や光の当たり具合によって柄が浮き出てきます。

ある一色の濃淡によるグラデーションで縞模様を著したストライプ。
オンブレ（Ombre）はフランス語で「陰影、濃淡をつけた」という意味で「シェイテッドストライプ」ともいいます。和名は「かすれ縞」「ぼかし縞」。

オンブレストライプには、グラデーションのような縞柄をあらわしたカスケードタイプや、ぼかしの濃淡を交互にしたストライプなどこの中でも種類が分けられます。

カスケード（Cascade）の意味は「小さい滝」。
線の太さがだんだん細くなるラインを並べたストライプです。

オンブレストライプと同様グラデーションのように陰影をつけていくものもあり、こちらも「シェイテッドストライプ」の仲間。

和名は「滝縞」。和名ではさらに分かれていて、片側だけ次第に細くなっている片滝縞、中央に太い縞があり両側が次第に細くなっていく両滝縞の2パターンあります。

太い（thick）縞と細い（thin）縞がセットになったストライプ。厳密には左右の太い縞に囲まれて、内側に細い縞があるものをいいます。

和名は「親子縞」や「子持ち縞」。太い縞を親、細い縞を子に見立てています。
外側の細い縞にいたわられるように内側に太い縞があるものは「孝行縞」と呼ばれます。

3色以上の色、太さの違うラインが混ざり合った縞模様がマルチストライプ。
いろいろな色を使って遊び心を出したデザインやカラーを統一させて上品なデザインもあり、デザインの幅が広いです。

キャンディのように鮮やかでカラフルな配色のストライプ。マルチストライプと似ていますが、こちらはペロペロキャンディやキャンディケーン（J形のステッキ状の飴）の配色に似ているものを呼びます。

配色は白とパステルカラーを並べたもの、白と赤、他にも青・オレンジ・グリーンの明るく鮮やかで甘さのある色が並べられます。細かいラインも特徴の一つ。

アメリカの大学生の間で流行したアイビールックに代表されるストライプをアイビーストライプと言います。
アイビー（ivy）とは蔦のことで、紋章に蔦を使用していた大学が多かったことからこのような名称になったと言われています。

規則性がなく特定の型はありませんが、トラディショナルな感じのストライプが多いです。

生地をストライプ状にサテン織りをし、縞模様を表現。サテン織りが光沢をだし、はっきりと縞模様に。織り方と光沢によってストライプ効果を出したもの。

繊細なイメージを与え、さりげないおしゃれにぴったりのストライプです。

リブとは「うね」のこと。織りによってできた「うね」で縞模様を表現したストライプです。

山形に繰り返されたラインをシェブロンストライプと言います。

素敵な柄ですが、インパクトがあるので、あまり派手な感じがお好きでない方は、ワンポイントや小物に取り入れるのをおすすめします。
このストライプはモノトーンでもアクセントがしっかりきくので、地味になりがちなスタイルを盛り上げてくれる効果もあります。

ノベルティは「風変わりな、めずらしい」という意味。これまでにあげたストライプ以外に、変則的で変わった、定義づけのないストライプを総称してノベルティストライプと呼びます。