服のタックとは
タック(tuck)とは、生地をつまんだり折り込んだりして縫ってできる「ひだ」のこと。
タック【tuck】 の解説
洋裁で、布の一部を小さくたたんで縫ったひだ。体形との調整、また、装飾用に作る。
tuck(タック)の意味 – goo国語辞書
タックはシンプルな布にデザインと機能をつくってくれます。
動きやすくするといった機能的な面もあり、立体感を出したり形を変化させる、タックそのものをデザインとして見せることもできます。
服の形が崩れにくいというメリットも
デザインとしてのタック
同じ形・素材のものでも、タックのありなしで雰囲気が変わります。
こちらのTシャツ、タックでボーダーデザインを作っています。

無地のストンとした生地に、タックを入れてボーダーをあらわしています。
タックのついた服は、無地でもアクセントやポイントとしてコーディネートできるのがいいところ。
タックでゆとりができる
タックを入れることで生地にゆとりができます。
もし、オンライショップでサイズをチェックして、
「うーん、このサイズギリだな…いけるかな…?」
なんて思ったときにもタックがあった方がピタッとせずに動きやすいです。
ただしあまりにもぴったりすぎるとタックが開いてしまうことも。。
そうなると、小さいサイズを無理やり着ている感じが出てしまうので、慎重に選びたいところでもあります。
タックでスタイルアップ
タックなしのフレアスカートやAラインスカートよりタックありの方がスタイルをよく見せてくれます。
タック入りのパンツも効果ありです。
気になるお尻や腰、太ももなどにゆとりを持たせることでスタイルアップが期待できます。
パンツのタックの選び方
スーツパンツにはタックが入っていないものは「ノータック」呼ばれるくらい、タックはおなじみのもの。
スーツパンツのタックの種類はワンタック・ツータック・スリータックとあり、左右それぞれに入っているタックの数の違いです。
タックがあることで腰まわり〜お尻まわり、太ももにゆとりができます。
このあたりが気になる人はタック入りパンツがおすすめ。
タックの数が多ければ動きやすくなります。機能的だけではなく見た目とのバランスもあるので、自分に合ったタック数を探してみましょう。
タック入りファッションの選び方
タックは素晴らしい機能とデザインを作りますが、単に入れればいいというものではないようです。
自分に合うタックデザインや、お気に入りを見つけることができれば、きっと服選びに磨きがかかります。
気になった方はタックファッションをぜひチェックしてみてください。