生地に立体感を出す、タック・プリーツ・ダーツの違い
2023/06/16
タック、プリーツ、ダーツは、それぞれ「ひだ」を出すデザインのことを指します。
立体的な形にする。動きやすくする。体型に合わせたシルエットを作る。
こういったことを目的としつつ、服の印象を変えるデザインにもなります。
そもそもどんなもの?という方や、違いがあいまいになってしまっている方へ、それぞれの特徴・違いをお伝えしていきます。しっかり違いを知ることでアイテム選びがしやすくなると思います。
タック(tuck)
タック(tuck)は生地のゆとり部分をたたんで、その部分を縫ってできるひだのことを指します。
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「つまんで一部を留める」というところがプリーツとの違い。
「縫い合わせる部分のみ折り目」がつきます。プリーツは端から端まで折ります。
タックが多くあるほどゆとりができ、着やすくなります。
プリーツ(pleats)
プリーツは1本1本上から下まで直線状にしっかり折り目をつけて作るひだのことです。この折り目が連続してあることによって直線的な生地に立体感が出て、ゆとりと動きやすさが加わります。
学生制服のスカートにもよく使われますが、これは動きやすさを重視しているためです。
きっちりした折り目なので堅い感じになりますが、プリーツの幅や素材によって柔らかさも出せます。
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ダーツ(darts)
ダーツはタックのように生地の一部分をつまんで折り込みます。タックとの違いは、「折り込んだ部分を全て縫って閉じること」です。
立体感と引き締め効果があるため、胸の下や背中など体のシルエットに合わせるために使用されることが多く、ジャケットなんかによく見られます。
ダーツの長さや深さで、ウエストシェイプ具合が変わります。
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前面に入ったダーツは「フロントダーツ」といわれたりします。