ストライプの歴史や柄の意味

今や当たり前に目にするストライプ。
ストライプの歴史は古く、様々な意味や役割を持っています。

初めは軽蔑された柄

ストライプという縞柄の歴史はけっこう古く、現れたのは中世の頃。

それは「軽蔑」の意味を持って区別し、差別するためにストライプが使われていたのです。
中世ではストライプは受刑者、農奴や売春婦などが身につけていました。
それは異端者を軽蔑し、区別するための意味合いとしてだったようです。

当時2色のストライプは、社会的立場が低いとされていた人たちが着るものでした。
囚人服が2色ストライプだったのは、このような背景と、単純に「目立つ」ということから一般社会と区別するためでした。

「目立つ」を取り入れた海の人

「目立つ」という点からストライプを取り入れたのは、海で働く人たち。

今では定番となったマリンスタイルのはじまりは、漁民や船乗りが自分たちのスタイルにストライプを取り入れたこと。

船上の仕事は危険と隣り合わせ。常にお互いを見分けられるよう、ストライプが用いられたと言われています。

ストライプには加護がある?!

パジャマやシーツ、マットレスなど、寝具にもストライプが多く使われます。
これはストライプが「守護的な力がある柄」とされていたから。

ストライプは「柵や格子」の役割があり、休息中に悪霊や悪魔といった悪いものから身を守ってくれると考えられていたようです。

日本での縞模様ヒストリー

日本に縞柄が誕生したの16世紀。
日本では「筋」とよばれる柄があり、縞柄とはまた違ったものでした。

江戸中期ごろ、日本では単調な縞模様は不人気。インドから唐山縞(とうざんじま)などが船で運ばれてきました。
それから縞柄は人気となり、文化・文政期ごろには「粋」として大流行。


その後、時代とともにその柄のもつ意味も変わります。

「革命」「反骨」といった意味がもたれるようになったのです。

ストライプが「革命」「反骨」という意味を持つようなったのは、激動の時代。アメリカ独立とフランス革命のときです。
アメリカが自由の象徴として国旗にストライプを入れたことがフランスにも影響。そこから「革命」や「反骨精神」、そして「自由」を象徴するものへと移行していきました。

アメリカとフランスが大きな変革を遂げたことによって、ストライプの意味が軽蔑から反骨へと変わりました。

「意志」を表現するストライプ

ストライプは意志の強さを持つ柄と言えます。

前衛的なファッションをデザインするジャン=ポール・ゴルティエ、アートの巨匠アンディ・ウォーホールもよくストライプシャツを着ていたようです。
アーティストは自分の考えを形にして表現します。彼らもきっとストライプにある「意志」を自ら表現していたと思います。
自分の意志を伝える「粋」で「自由」を象徴するストライプ。でもきっとなんとなく眺めていたストライプ。
こんな歴史があるということを知ると、ストライプを身につけたときの気持ちが変わるかもしれません。

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Posted by freeen