ストライプの歴史や柄の意味 – freeen

ストライプの歴史や柄の意味

2020/11/072021/07/26

今や当たり前に目にするストライプ。
ストライプの歴史は古く、この柄には意味があり、意志を伝える時にも使います。

初めは軽蔑された柄として使われていた

ストライプが意味を持って現れたのは中世の頃。

それは「軽蔑」の意味を持たせたストライプ。中世ではストライプは受刑者、農奴や売春婦などが身につけていました。それは異端者を軽蔑し、区別するためにストライプが使われていたのです。

当時2色のストライプは、社会的立場が低いとされていた人たちが着るものでした。
囚人服が2色ストライプだったのは、このような背景と、単純に「目立つ」ということから一般社会と区別するためでした。

「目立つ」を取り入れ危険に備えた海の人

差別といった意味合いではなく、「目立つ」という点からストライプを取り入れたのは、海で働く人たち。

今では定番となったマリンスタイルのはじまりは、漁民や船乗りが自分たちのスタイルにストライプを取り入れたこと。

船上の仕事は危険と隣り合わせ。常にお互いを見分けられるよう、海で落ちても目立つものを身に付けていれば助けやすい、ということでストライプが用いられたと言われています。

日本での縞模様ヒストリー

日本に縞柄が誕生したの16世紀。
日本では「筋」とよばれる柄があり、縞柄とはまた違ったものでした。

江戸中期ごろ、日本では単調な縞模様は不人気。インドから唐山縞(とうざんじま)などが船で運ばれてきました。
それから縞柄は人気となり、文化・文政期ごろには「粋」として大流行。

その後、時代とともにその柄のもつ意味も変わります。

「革命」「反骨」といった意味がもたれるようになったのです。

自由を象徴するストライプ

かつてストライプは、好ましい柄として認識されていませんでした。

ストライプがポジティブな意味合い「革命」「反骨」という意味を持つようなったのは、激動の時代。アメリカ独立とフランス革命という出来事からだと言われています。

アメリカの国旗は、星と縞模様で構成されているので「the Stars and Stripes」と呼ばれます。
自由と平等を求めて、海を渡り新天地へと歩みだしたアメリカ。

その精神を象徴するストライプを身にまとうことで、心の自由を表現します。

アメリカが自由の象徴として、国旗にストライプを入れたことがフランスにも影響を与えました。そしてストライプが「革命」や「反骨精神」、そして「自由」を象徴するものとなったのです。

アメリカとフランスの大きな変革によって、ストライプの意味が軽蔑から反骨へと変わりました。

ストライプには加護がある?!

パジャマやシーツ、マットレスなど、寝具にもストライプが多く使われます。
これはストライプが「守護的な力がある柄」とされていたから。

ストライプは「柵や格子」の役割があり、休息中に悪霊や悪魔といった悪いものから身を守ってくれると考えられていたようです。

「意志」を表現するストライプ

「革命」や「反骨」といった意味を持つように、ストライプは意志の強さを持つ柄と言えます。

前衛的なファッションをデザインするジャン=ポール・ゴルチエ 、アートの巨匠アンディ・ウォーホールもよくストライプシャツを着ていたようです。

参考 : 
The Designer | WW site – EN lang
3分で基礎から学べるアンディ・ウォーホル!

アーティストは自分の考えを形にして表現します。彼らもきっとストライプにある「意志」を表わしていたのではないでしょうか。

「粋」で「自由」を象徴するストライプ。こんな歴史や意味があることを知ると、ストライプを身につけたときの気持ちが変わりませんか。

私たちが手に取るもの、目を止めるものには必ず理由があります。
もしストライプに強く惹かれ、いくつものアイテムに目がいくのなら、それはあなたの心がストライプの中にある「自由」を求めているからかも。