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家で洗えない?水洗い不可マークのお手入れ方法

2023/04/16

洗濯しよう!と思って洗濯表示をみたら、「水洗い不可」のマーク。このマークがあると家で洗えないという意味。
こんな時はクリーニングに出すのが間違いないのですが、なんとか洗濯できないものかとも考えてしまうことありませんか。

洗濯マークで「水洗い不可」と表記されている服は、本当に家庭で洗えないものなのでしょうか。

水洗い不可マークは本当に家庭で洗えない?

洗濯表示に上記のような水洗い不可マークがついていたら、「水洗い不可」「家庭での洗濯はNG」という意味です。(お湯もダメです)

関連記事 : 洗濯表示をチェックして正しい洗濯を

洗濯表示はメーカーが素材チェックを行い、品質を守るために定めたものです。基本的には表示どおりに従うのがベター。

なぜこのマークをつけるかというと、水洗いすることによるいくつかの不安要素があるからです。この不安要素が起こって問題にならないために、この表示マークをつけています。

水洗い不可マークは「絶対に洗えない」というよりは「家庭で洗濯(水洗い)することに向いていない」と考えてもOKです。

禁止マークをつけることで、「禁止事項をした場合は自己責任で」ということを暗に言っているわけです。

実は筆者はこのマークの衣類も洗濯しちゃったりします。
ただ好きな服を縮ませてしまったこともあるのでおすすめできることではないのです…
こうなってもマークがあることでメーカーは説明責任を果たしているので、自己責任ということです。

もしそうなってもいいから家で洗濯したい、という場合にのみ十分気をつけながら洗濯してもらえればと思います。

「水洗い不可」を家で洗濯したい!

洗濯した場合の不安要素

「水洗い不可」の洗濯表示がある衣類を洗濯した場合、以下のようになることが考えられます。

  • 縮む
  • 色落ち
  • シミ
  • 毛羽立つ
  • シワができる
  • 型くずれ
  • 特殊加工が取れてしまう
  • 装飾がくずれる

こういったことが水洗いをすると起こりやすいため、禁止という形にしています。

水に濡れると縮んだり色落ちしやすい素材はウールやカシミヤといった毛の天然繊維、リネンやレーヨンなども濡れると縮みやすいです。
その他、色落ちしやすい素材でシルクもあげられます。

関連記事:
ビスコースとは?レーヨン素材を詳しく知る

シワ加工やエンボス加工といった特殊加工しているアイテムもあります。水洗い不可の場合、こういった加工が取れてしまうことも…
また装飾があるものは取れてしまうことも大いにありえます。

このように家庭洗濯NG表示があるものを通常どおり洗濯機で洗濯すると、せっかくの服が台無しになってしまう可能性があります。

やっぱりクリーニングが無難

どうしても家庭洗濯は「水洗い」となってしまうので、水に弱い素材は洗濯が難しいという判断になってしまいます。

大切な衣類であれば、やはりクリーニング店に出すことが一番のおすすめです。クリーニング店では、ドライクリーニングという水を使わない洗濯ができます。

ドライクリーニングは生地のダメージや型くずれが少ない洗濯方法で、油性の汚れも落ちやすいです。

クリーニング店まで持っていく、受け取りがなかなかできないといった人向けに宅配クリーニングサービスがあります。クリーニングを手軽に使いたい!という人はぜひこういったサービスもチェックしてみてください。

自宅にいたままクリーニングでらくちん♪リネット

ドライクリーニングができないものもあるので、しっかりチェックしてからクリーニングに出してくださいね。
このマークがあったらドライクリーニングNGです。

洗濯機のドライコースなら洗濯できる?

ドライクリーニングができるのなら、洗濯機に「ドライコース」があればOK?

答えはNOです。

洗濯機のドライコースとドライクリーニングは別物。ドライクリーニングは水を使わず専用の溶剤を使用しますが、洗濯機のドライコースは「水を使ってやさしく洗う」というものです。
結局水を使うので、水洗い不可に対応したものではありません。

「水洗い不可」を家で洗濯したい!

不安要素はあるものの、「少しだけついてしまった汚れを取りたい」「クリーニングに出すのはちょっと…」と思うこと少なくないでしょう。

「絶対に洗ってはいけいない」というわけではないので、家庭での洗濯もできます。前述した不安要素があることだけは忘れないでください。

「縮んでしまう可能性がある」「色落ちしてしまうこともある」といった、仕上がりに対して妥協できる場合には家庭洗濯を試してもいいと思います。

店頭で購入するなら店員さんに聞いてみる

店頭でお気に入りの服を見つけて水洗い不可の洗濯表示を発見。こんな時は店員さんに洗濯できるかどうかダメもとで聞いてみるのも一つの手です。

そこで販売しているアイテムは店員さんがすでに購入し、着用していることがあります。その店員さんが自分で工夫して洗濯・ケアをし、問題なく着れていることもあるでしょう。

プロにアドバイスを求めるのも、一つの手ということは覚えておいてください。

手洗いで洗濯する

手洗いなら汚れているところだけ洗ったり状態を確認しながら洗濯できるのでおすすめです。

乾燥機はNG。汚れを取るために「ゴシゴシ洗い」も厳禁です。洗濯による摩擦を少なくし、水につけている時間を極力短くすることが大切です。

用意するもの

  • おしゃれ着用洗剤
  • タオル
  • バケツや洗面器など

洗濯前に色落ちチェック

できるだけ見えづらい部分(裏のぬいしろ部分など)に洗剤を付けて5分ほど放置します。5分経ったら、洗剤をつけた部分を拭き取って色落ちしていないか確認します。

洗濯手順

  1. 洗濯液を作る(30°Cくらいのぬるま湯)
  2. 洗濯液に服を入れて、やさしく早く洗う(30秒くらいで手早く)
  3. きれいな水で泡がなくなるまですすぐ
  4. タオルドライで水分をとる

汚れたところだけ洗いたい場合は、タオルに洗濯液を付けて汚れをたたいて落とします。汚れがある程度落ちたら、洗剤のついていないタオルを水にらし仕上げにふきます。

干す時も洗濯表示をチェックして表示に従って干します。
型くずれ防止、生地の日焼け防止といったことから日陰で平干しがおすすめです。

表示チェックをは怠らずに

お気に入りの服が、1回着て洗濯したらもう着れなくなった、なんて悲しいですよね。そんなことにならないためにも、洗濯表示チェックとお手入れは慎重に、そして大切な衣類をていねいに扱って長く着られるようにしていきましょう。