【手洗いでやさしく洗濯】洗い方や洗剤選び
2022/01/06
洗濯機で洗えないもの、洗わない方がいいものはクリーニングに出すか手洗いします。
またお気に入りのアイテムを長持ちさせるなら、洗濯機より手洗いの方がいいことも。
手間はかかりますが、これも好きなアイテムを長くきれいに保ために必要な手間と思ってお試しください。
手洗いの方法はいくつかあるので、それをご紹介していきたいと思います。
手洗い基本の共通事項
手洗いでの洗い方はいくつかあるものの、始めに洗濯の共通注意事項をおさえておきましょう。
洗濯表示チェック
まず水で洗えるかは手洗いの場合でも確認が必要です。手洗い不可の記号がある場合はクリーニングに出すようにしましょう。
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共通手順
- 洗濯表示にかかれている洗剤を使う。(特になければ用途にあったもの)
- 水温は30°Cくらいを目安に、熱いお湯にしないように。
お湯の方が洗浄力が上がりますが、生地によって縮みや色落ちの原因になります。素材や生地の製法などを見極めて使い分けられれば、必ずしもこの温度でなくても大丈夫です。 - 洗剤は洗濯物を入れる前に水に溶かす。
- たたむときは汚れている部分を外側にする。
- すすぐときはきれいな水で。2回くらいはきれいな水に入れ替えてすすぐ。
- 脱水は可能であれば洗濯機を使用。時間は30秒程。長くかけすぎないように。
脱水は手でぎゅーっと絞ると跡がついたり縮んでしまったりするので、洗濯機を使用するのがおすすめです。水が滴り落ちない程度に脱水できればOKなので、状態を見ながらできるだけ短い時間を設定してください。
洗剤選び
汚れ具合や素材によって洗剤は変えていきましょう。洗剤の選び方でも汚れの落ち方や衣類へのダメージが変わります。
洗剤の種類 | 用途 |
中性洗剤 | おしゃれ着色落ちさせたくないもの |
液体洗剤(弱アルカリ性) | 色柄物のシャツなど |
粉末洗剤(弱アルカリ性) | 汚れが目立つワイシャツやブラウス |
固形石鹸(弱アルカリ性) | 頑固な皮脂汚れを落としたい |
蛍光剤無配合 | きなり・淡色の衣類 |
蛍光剤配合 | 真っ白に仕上げたいもの |
洗濯表示に「中性洗剤使用」といったことがかかれていたら中性洗剤を使います。
アルカリ性洗剤は汚れがしっかり落ちるものの色も落ちやすいです。
色落ちや洗剤による衣類のダメージが気になる場合は中性洗剤を使用しましょう。
塩素系漂白剤も汚れがしっかり落ちるものの、使える衣類は限られます。
あとは洗い方の違いです。早速みていきましょう。
全体的に洗うなら押し洗い
厚手の衣類を全体まんべんなく洗うときは押し洗いが最適です。
洗剤を入れた水の中に衣類を入れたら、手のひらで押したり持ち上げたりを20〜30回ほど繰り返します。
すすぐ時も洗うときと同じように押したり持ち上げたりを繰り返してすすいでください。
繊細な衣類は振って洗う
シルクや薄手の衣類は力をかけない振り洗いがおすすめです。
洗濯物の両端をつまんで素早くふって洗います。すすぎも同様にふってすすぐようにしてください。
えりや袖の汚れはつかみ洗い
こちらも厚手の衣類の場合におすすめです。
汚れている部分を、握る離すを繰り返して洗います。
大体汚れが落ちてきたなーと思ったらそのまま押し洗いをして仕上げましょう。
部分汚れが気になった場合で、この手洗いをして全体は洗濯機でもOK。
シミ汚れはつまみ洗い
シミや食べこぼしなどくっきりついてしまった汚れはつまみ洗いをします。
洗剤の原液を汚れた部分につけて、その部分をつまんでこすり洗いします。
洗剤は色ものは蛍光剤無配合を選んでくださいね。(原液を直接つけるので、色落ちしやすくなるからです)
シミが広がらないように、できるだけつまんだ部分をこすり合わせます。
こちらも汚れ部分が取れたら押し洗いか洗濯機で仕上げましょう。
ひどい部分汚れはもみ洗い
ひどい汚れがついてしまった場合はもみ洗いしましょう。
けっこうな汚れの場合は洗剤の原液を直接つけると落ちやすくなります。
水にひたしながらもむようにして洗います。
こちらも汚れ部分が取れたら押し洗いか洗濯機で仕上げましょう。
繊細な衣類の部分洗いはたたく
水で洗えない、こすってしまうとダメージが大きいものはたたいて汚れを落とします。
きれいなスポンジやブラシ(歯ブラシも可)などに洗剤をつけて、軽くたたいて汚れを落としていきます。
洗濯機の手洗いコースではダメ?
洗濯機にはいろいろなコースがついています。
おしゃれ着コースやおうちクリーニングなど、何が違うのかは洗濯機のメーカーによっても異なりますが、基本的には洗濯物に負荷をかけないようにして洗うものといえます。
ただ機械ですから、衣類の状態を見ながら洗濯してくれるわけではありません。(そんな洗濯機が発明されたら嬉しいですね(*v*))
クリーニングに出すほどではない。でもお気に入りのアイテムだから長持ちさせたい!というものや、洗濯機で洗濯して大丈夫かな…と思ってしまうデリケートそうなものは、手洗いするのが一番安心です。