トリコロールから伝えたいモノの意味
トリコロールと聞いてフランス国旗を思い浮かべる人は少なくないのではないでしょうか。
フランスの国旗は青・白・赤の3色。
トリコロール(tricolore)はフランス語で「3色の」という意味で、異なる3色の組み合わせのことをいいます。また、フランス国旗そのものを指す場合もあります。
このフランス国旗のカラーがトリコロールだと思っている人もいるかも。
青・白・赤以外の組み合わせでも、トリコロールカラーはあります。
ただし、3色であれば何でもトリコロールとはなりません。
はっきりした色の3色の組み合わせがトリコロールの条件。
イタリアやドイツの国旗もトリコロールです。
あげている国旗はどれもコントラストのはっきりした明快な3色ですよね。
こういった色使いがトリコロールのポイント。
トリコロールついでに一つ豆知識も。
ビコロールという言葉をご存知でしょうか。
ビコロール(bicolore)は「2色の」という意味で2色の組み合わせのこと。
このビコロールもトリコロールと同様に、コントラストのある2色が条件になります。
ビコロールはフランス語で、英語ではバイカラー(bicolor)。バイカラーだとどんなカラー配色かイメージできる人は多いかも。
フランス国旗の由来
フランス国旗がトリコロールになったのは、フランス革命の時に市民軍がつけていた帽章から。
パリの色である赤と青に王家の旗色である白を組み合わせた3色の帽章が国旗になったとのこと。
この由来の他フランス国旗誕生には俗説も。
それは、「自由・平等・友愛」を象徴しているというもの。
青は自由。
白は平等。
赤は友愛。
これはフランスの標語に3つの色を関連付けて考えられたもので、由来ではないようです。
参考資料
フランス国旗(トリコロール) – うたことば歳時記
通称トリコロール。フランス国旗の由来とは?
でもこの「自由・平等・友愛」を表している、という説も個人的には好きです。
色に意味をつけることも素敵だと思うから。
freeenはセレクトショップですが、モノができた意味を考えて選んでいます。
なぜその形にしたのか。色にしたのか。なぜそのモノを作ったのか。どんな想いでモノ作りをしているのか。
様々な想いが込められて、モノは誕生します。
使う人にもその想いを知ってほしい。
想いを知るだけでも愛着を持てるから。
そのためにも、モノに込められている意味を伝えていきたいのです。