コットンリンターは環境に優しい天然原料 | freeen

コットンリンターは環境に優しい天然原料

2022/06/04

「コットン」は多くの人が知っていると思いますが、「コットンリンター」という言葉をご存知でしょうか。

そのままでは使われることのないコットンリンターですが、紙やキュプラの原料として使われます。

コットンリンターとは

コットンリンターは綿から取れる植物繊維です。

綿の実の種子の表面に付いている長さ2〜6mmほどの短い繊維を、コットンリンターと言います。

いわゆるコットンと呼ばれる素材の原料は「綿花」です。この綿花に種子がついているものを「実綿」といいます。
「実綿」には長い繊維と短い繊維があり、長い繊維を「リント」、短い繊維を「リンター」といいます。

綿花についての参考記事 : 綿花(コットンフラワー)とは?綿花の育て方や特徴、使い方、ドライフラワーの作り方まで | LOVEGREEN(ラブグリーン)

リントは縮れていて、のばすと3〜4cmくらいになります。そのまま束ねて糸の状態にすることができます。リントを糸にしてコットン生地が出来上がります。

対してコットンリンターは2〜6mm程の長さしかありません。とても短いためそのまま束ねて糸にすることが難しい素材です。
そのためリンターは、溶かしてキュプラといった再生繊維や紙の原料として使われます。

コットンの紡績

キュプラは裏地や、不織布としてガーゼやフェイスマスクといったものにも使われています。
肌に優しいコットンリンターが原料だからこそ、こういった直接肌に触れるものによく利用されます。

このコットンリンターを100%使用し、さまざまな分野の製品に使用されている旭化成の「長繊維不織布 ベンリーゼ®」もあります。

環境に優しいサステナブル素材

コットンリンターの主成分はセルロースで、土に埋めると生分解・堆肥化します。役目が終わった後は自然に分解され、土に還ります。

また、燃やしても有害物質の発生がほとんどなく環境への負担が少ないことも特徴です。
資源を有効に使えるため、環境によい素材と評価されています。

環境問題が重視され「サステナブル」という意識が年々高まっています。環境に優しい素材でつくられたものを使う、という消費者側の意識も大切なことです。

素材から環境配慮まで考えられたら、本当のおしゃれ上級者。
アイテムを選ぶ際には、どういった素材が使われているのかもぜひチェックしてみてください。

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