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帆布は丈夫で変化を楽しむ生地

2021/07/09

帆布は「はんぷ」と読みます。帆布は平織りで織られた厚手の生地のこと。

とても丈夫で長く愛用できますし、ナチュラルにこなれ感ありのおしゃれに使えたりもします。ファッションに限らずいろいろなモノに使われています。

いろいろな用途がある帆布

生活のあらゆるモノに、帆布は姿を変えます。
ファッションならカバンや靴、インテリアだと椅子の張地、ハンモックやテントの生地、油絵の画材にも使われます。スポーツ用品でも使用されており、サンドバックや野球のベースにも帆布が使われています。

ブックカバーの画像

あのコンバースにも使われているのは帆布。

出典 : https://shop.converse.co.jp/shop/g/g31302381210/

帆布は他の生地よりもとても丈夫なので、強度が必要とされるものに重宝されています。

帆布の誕生

帆布は元々「船の帆」に使われていた布です。「帆」の「布」で帆布。
海の上という過酷な環境の中でも使われる帆布はまさに強じんな布です。

船と海

帆布の歴史は長く、始まりはなんと紀元前、古代エジプトともいわれています。ミイラの巻布にも使われていたそうです。

日本に帆布が伝わったのは江戸時代。速い船を作るために、工楽松右衛門という人が「松右衛門帆」を発明したのが最初でした。
テントや小物といったものにも使われるようになったのは明治時代から。戦争の時には軍服にも使用されました。

帆布の魅力

丈夫

帆布の魅力NO1は丈夫さ。
平織りという摩擦に強い織り方と、糸をより合わせていることが頑丈さの秘訣。
他の布ではなかなかありません。

変化が楽しめる

帆布は本革のように、使い込むほど味が出ます。

厚手の生地のため使い始めは硬いと感じますが、使っていくうちに柔らかくなります。
天然素材ゆえに色落ちがしやすいものもありますが、それもまたいい感じに自然に馴染むので経年変化が楽しいです。

帆布ならではの変化をぜひ楽しんでほしいです。

通気性よし

帆布は糸の間に空気を通す隙間があるので、通気性・吸湿性に優れています。
強度と通気性のバランスが良く、他の生地には併せ持っていない長所です。

水がしみ込みにくい

元々は氷を運ぶために作られた帆布。
雨の日のカバンは帆布で決まり!とおすすめできる程、濡れても水がしみ込みにくいです。表面が濡れても中まで浸透しづらいのはとてもありがたい。
防水加工をすればほぼ濡れないので、加工済みのものを選ぶのもいいですね。

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環境に優しい

丈夫な布は何も帆布だけではありません。機能性や強度、耐久性、メンテナンス性もあり、さらに安価に仕入れられる化学繊維の発展によって、帆布から代替される生地が増えています。

しかし帆布は環境に優しい!
使いやすく汎用性も高く環境に優しいため、また改めて利用が見直されています。

帆布の生産地

日本で作られる帆布の約7割は岡山県倉敷市。倉敷帆布が有名です。
倉敷帆布コーポレートサイト|株式会社バイストン

倉敷帆布では職人さんの手によって丁寧に織られます。1600年代から受け継がれている伝統の帆布です。
作り手によって表情が変わるのも帆布の特徴。400年以上の歴史がつまった、他の帆布職人には作り出せない特別なモノです。

帆布の作り方

帆布は糸を撚り合わせて平織りで織って作られます。
「撚る(よる)」とは、糸を捻って、互いに巻きつかせて一本ににまとめること。
その丈夫な糸を目の詰まった平織りにすることで、丈夫な生地が完成します。

出典 : http://rug-lover.jugem.jp/?eid=182

加工でさらに機能性を高める

帆布は生地になったあと、用途によって加工されます。

帆布がかたいものが多い理由は、生地が厚いのもそうですがのり付け加工の影響が。
のり付けは生地を頑丈にする、汚れ防止・防水性を高める目的があります。

パラフィン加工

パラフィン加工は帆布の防水加工によく使われます。元々水を通しにくい帆布ではありますが、このパラフィン加工によってさらに水に強い生地になります。
別名「蝋引き(ろうびき)」と言われ、表面にロウを塗り込んで撥水させます。

帆布の厚み種類(号、オンス)

帆布の種類は「号」と「oz(オンス)」で分けられ、「号」は日本製、「oz(オンス)」は海外製のものに使用されます。

より合わせの回数、織りの密度によって0-11号(oz)までの厚さがあります。(JIS規格が基準)

号数原糸原糸原糸密度(本/inch)密度(本/inch)重さ
(g/㎡)
番手経糸撚り数緯糸より数経糸緯糸
1107828-3218-221014
2107728-3216-20941
3106628-3219-23867
4106529-3318-22794
5104532-3623-27720
6104432-3623-27647
7103434-3824-28573
8103334-3824-28500
9102344-4833-37510
10102245-4934-38428
11102143-4739-43343

0号が一番厚手で、数が大きくなるにつれ薄手に
より合わせる糸の数によって強度が増し、丈夫な生地ができます。
参照 : 生地のご紹介 | 倉敷帆布

1号や2号はテントなどの頑丈なもの。カバンなら6号から11号まで用途に合わせて作られています。

より長く使うためのお手入れ

どういう手入れをするかによって長持ち具合も変わります。より長く使用していきたいモノは、ぜひ普段から丁寧にお手入れしましょう。

色落ちや日焼けにも気をつけましょう。乾かすときは直射日光は避けるように。

洗濯機

丈夫な素材なので耐久性は強いですが、天然素材を使用していることから洗濯機にはかけない方がベター。また洗濯機では型崩れの原因にも。まずは手洗いで頑張ってみてください。

38〜40°Cくらいのお湯が、汚れが落ちやすいです。
シワが強くついている場合はしっかりと伸ばしてから干します。干す場所は日光を避けて、陰干し。

防水スプレー

水を通しにくい帆布ですが、水濡れによって発生するシミなどはどうしても避けられないものです。
その心配を抑えてくれるのは防水スプレー。乾いた状態でスプレーしましょう。

濡れた場合は新聞紙

濡れたままでは黄ばんでしまいます。濡れた時は新聞紙などで水分を吸い取り、風通しの良いところで保管します。

ブラッシング

帆布は織り目の間にホコリがたまります。バッグなど頻繁に洗濯できなものはブラシでホコリをとってあげてください。

消しゴム

小さい汚れは消しゴムで取れます。
取れない場合は柔らかい布に中性洗剤をつけて軽くこすってみてください。強くこすったり、強い洗剤を使うと色落ちしてしまうこともあるのでご注意を。

汚れやムラも帆布の味わいの一つとしても楽しめますが、汚れの軽いうちから定期的にメンテナンスしてあげると、長くきれいな状態を保てます。

使うほど楽しめる帆布

使うほどに味わいが増し、年を重ねるほどに愛着が持てる帆布。
長く楽しめるので、ずっと使いたいものなどは帆布も検討してみてください。
freeenでは帆布でつくられたかわいいクッションを取り扱っています。