天竺編みとは?フライス、スムース生地との違い | freeen

天竺編みとは?フライス、スムース生地との違い

2021/09/01

天竺編み(てんじくあみ)という言葉は、商品名やタグなどで見かけたことのある人は多いのではないでしょうか。

天竺編みは「生地の編み方」の一つで、編みの基本と言われる平編みの別名でもあります。
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天竺編みについてとその特徴

天竺編みは平編み、メリヤス編みともいいます。「生地の編み方の一種」です。

「天竺」というのは、インドのこと。昔の日本ではインドを天竺と言っていて、インドから輸入された平織りの生地のことを天竺と呼んでいました。
参照 : 天竺 – Wikipedia

それが現代になって「平編み=天竺」となっていったようです。

この編み方で生地を編むことで通気性がよくサラッとした生地を作ることができます。
綿素材の Tシャツはこの生地で編まれることが多いですね。
赤ちゃんの服の生地やシーツといった寝具にもよく使われます。
裏表がわかりやすいこともこの生地の特徴といえます。

ほどよい伸縮性

天竺編みの特徴の一つ目として、横への伸縮性がほどよくあること。

リラックススタイルのアイテムに使うには最適です。この伸縮具合は普段の日常生活の動きの中で、いい感じにフィットして動きやすい。

ただしスポーツウェアとしては、生地が薄く伸縮性が足りないので、別のスポーツ用フライス生地の方がいいでしょう。

吸水性・耐久性が良い

夏に大活躍のTシャツは天竺編みがベスト。
肌触り・着心地抜群。汗を吸収してサラッと着れる吸水性の高さもメリットです。

耐久性もあるので、洗濯機でしっかり洗ってもOK。シワや型崩れといった心配もそんなにしなくていいものです。
普段着としてどんどん使い回しましょう。

天竺編みの洗濯やお手入れ

洗濯は素材によっても注意が必要です。
天竺編みに使われる素材は綿や麻が多く、綿は色落ち、麻は毛羽立ちに気をつけます。

強く脱水せず、優しく洗っていきましょう。

気にならなければガシガシ洗ってもいいですが、大事に着ていきたい服の場合はやっぱりお手入れも気をつけていきたいところです。

傷みに強い天竺編みですが、大事な衣類の時は手洗いが一番。優しく洗うことで生地の傷みを最小限にします。

手洗い洗濯

  • 30〜40℃のぬるま湯とおしゃれ着用洗剤で、優しくもみ洗い。
  • 洗剤が落ちるまで優しくすすぐ。
  • すすいだら再び水をためて柔軟剤を入れてなじませる。
  • 手で絞りながら脱水。タオルなどで水分を取るのも○。
  • 干す時は陰干し、平干し。

フライスやスムースとの違い

伸縮性がある生地としてあげられるのはフライスやスムースといった編み方の生地。

違いは編み方、伸縮性、肌触り。
フライス編みやスムース編みはリブ編み、ゴム編みとも呼ばれ、天竺編みよりも伸縮性が高いです。
肌触りもよりなめらかになります。

フライス編み

よりぴったりするシルエットの服や、スポーツなど動きやすさをより重視するときにはフライス生地で作られます。
フライスはとても伸びがいいので、襟元や袖口などだけフライス編みにする、といったものもよくあります。

フライス関連記事 : 伸縮性抜群、肌に優しいフライス生地

スムース編み

英語の「スムース」の意味同様、表面がなめらかに出来上がることからスムース編みと呼ばれるようになりました。

スムースは天竺とフライスの中間の伸縮性で、やわらかい肌触りが最大の特徴です。

ラフ・カジュアルには天竺、きれいめスタイルにフライスやスムース。といった使い分けもできます。

それぞれの特徴を知って、シーンやその時の気分や気候などで、服の生地を使い分けて選ぶことができれば、もうおしゃれ上級者です。
ぜひアイテム選びに役立ててください。