裏毛(裏パイル)・裏起毛の違いを知って裏地を選ぼう | freeen

裏毛(裏パイル)・裏起毛の違いを知って裏地を選ぼう

2022/04/20

裏毛(裏パイル)と裏起毛は服の裏地によく使用される生地です。どちらもふわっとした感触が特徴ですが、違いを知って季節や自分に合ったものを選べるようにしておきましょう。

裏地は快適に過ごすための服の大切な要素です。生地の特徴を知っておくと、季節に合わせたファッションを楽しむことができるようになります。

裏毛・裏起毛の違い

裏毛と裏起毛は保温性(暖かさ)や吸水性、生地の厚みなどが違いとしてあげられます。

裏毛はオールシーズン着回せ、裏起毛は寒い冬の時期などに重宝します。

暖かさを求めるなら保温性の高い裏起毛、運動する時は吸水性のある裏毛、重ね着をするなら裏毛にする、といったように季節や用途によって使い分けていきましょう。

裏毛(裏パイル)とは

裏毛は裏面をパイル状(ループ状)に編み込んだ生地で、「裏パイル」とも呼ばれます。

裏毛の生地
裏毛の生地

パイル状にすることで繊維の間に空気が入りやすくなり、ふわっとした感触を作ってくれます。生地の厚さがそこまでないので、重ね着にも向いています。

吸水性・吸湿性が高い

裏毛は吸水性・吸湿性が高くタオル生地にもよく使われます。
生地が厚くならないことから、パーカーやトレーナーといったスポーツウェアやパジャマなどにも使われることが多いです。

汗をかいても発散されやすいのも特徴で、通年着られるアイテムにも使われています。

裏起毛よりも劣りますが保温性もあり、インナーで調整すればOK。

裏起毛とは

裏起毛は裏毛のループ状の編みを起こして毛羽立たせたものです。
裏毛より厚みがあり柔らかい。まるでワタのようなふんわりとした肌触りです。

裏起毛の生地
裏起毛の生地

この毛羽立ちが、いろいろなやわらかさをつくります。
ふわふわの質感の他、柄の輪郭をぼかしてやわらかい色調にもなります。

肌触りや機能の他、見た目にやわらかさが出るのも裏起毛の特徴です。
「やわらかい感じのアイテム」を探すなら、裏起毛の生地で作られているものを探すのも一つの手ですね。

暖かさを重視するなら裏起毛

寒い季節の防寒用として新しく服を選ぶとき、「暖かさ」を重視するなら裏起毛がおすすめ。裏地が裏起毛かチェックしてください。

裏起毛はなぜ暖かい?

裏起毛は繊維を毛羽立たせています。こうすることで生地の中に空気がたくさん入ります。服の内側が体温で温められた空気が多いほど、体から発せられた熱の暖かさをキープできます。

また冷たい空気を通しにくくしているところも保温性が高い要因です。

生地の厚みではなく空気を取り込むことで暖かさを出し、保湿・保温性ともに高いので、薄手のアイテムでも暖かいです。
同じ厚みの生地であれば、裏毛より裏起毛の方が暖かいです。

何枚も重ね着したくないときは裏起毛がおすすめ

着太りするほど重ねたいような寒い時でも、1枚で暖かくしてくれる裏起毛アイテムは重宝します。
寒いからといって何枚も重ね着するとボリュームがでて着太りした感じに…そんな時は一枚でも暖かい裏起毛アイテムがおすすめです。
防寒着や冬のレイヤードスタイルにも大活躍間違いなしです。

【レディース】 軽くて暖か裏起毛ワンピース – セシール ■カラー:オリーブ ■サイズ:LL,3L

ボトムスは重ね着しにくいものですよね。裏起毛のボトムスを選べば、一枚で冷え防止に役立ちます。

さらに裏起毛の靴下を合わせると足元の冷え対策になるので、併せてコーディネートしてみてください。
スカートの場合は裏起毛のタイツを合わせるのがおすすめです。

暖かい場所にいるなら裏起毛にするか考える

保温性に優れる裏起毛ですが、吸水性が少ないデメリットがあります。

裏起毛を着ていて少し暑いな、と感じるような暖かい場所にいると知らずに汗をかいていることも。
その汗を吸収して発散してくれないため、冷えにつながってしまいます。

小さなお子さんは特に汗をかきやすいため、家の中や保育園(保育園は特に部屋を暖かくしているため)などで裏起毛を着ていると逆に風邪を引いてしまうことも…

参照 : 保育園で裏起毛を着てもいい?禁止の理由は?

インナーを裏毛に、アウターを裏起毛にするなど、場所と場合によって使い分けた方がいいこともあります。

長いシーズンの着用なら裏地は裏毛

通年着通したいものなら裏毛がおすすめです。ある程度の暖かさと長い期間着れるのが裏毛の特徴です。

寒い冬に一枚で寒さをしのぐことは難しく、インナーとして使うのはおすすめです。
暑い夏には向きませんが、寒暖差のある春や秋に活躍します。

裏起毛のおすすめ素材

裏起毛のふわふわ感を最大限に感じたいならウールといった毛素材。

天然の毛素材は、他のものに比べてよりふわふわ感があるので、肌触りを大事にするならこれらの素材がおすすめです。

裏起毛の毛が抜ける・毛がつく

裏起毛のお悩み事として「毛が他のものについてしまう」「毛玉がポロポロ落ちてしまう」ということがあります。

店舗や商品によっては返品することも難しいようなので悩みどころでもあります。

【参照】ネットショッピングで衣類を購入したら粗悪品で日常使いできない – 弁護士ドットコム 消費者被害

裏起毛は多少毛が抜けてしまうものではありますが、商品そのものが不良品という可能性もあるので、あまりにもひどいようなら店舗に伝えましょう。何も言わないより対応してくれる可能性はあります。

その他毛玉のできにくい素材を選んだり、単体で洗濯をする、静電気対策をして毛羽立ちや毛玉の発生を防ぐ、といった対処法があります。

ふわふわキープのお手入れ

裏毛も裏起毛もふわふわの質感が魅力。できるだけ長くその感触を残していきたいものです。

そのためにもお手入れは重要ポイント。

おろしたての時は少し気をつけたいところです。繰り返し洗濯していくことで、次第に抜けなくなっていくのですが、初めのうちは毛が抜けてしまったり、他の洗濯物に付いてしまったりすることも。

ふわふわ質感を残すなら手洗い

ふわふわの減少と毛玉の発生は強い摩擦によるもの。ふわふわ感をキープするなら手洗いが一番。

洗濯機はどうしても強い摩擦が起きてしまうので、手洗いでその摩擦を最小限に抑えます。

  • ネットに裏返して入れる
  • おしゃれ着用中性洗剤を使う
  • ゴシゴシこすらず押し洗い
  • しっかりすすぐ
  • きれいな水に柔軟剤を入れて、その中にアイテムを投入
  • 軽くすすいで脱水
  • 生乾きの状態で一度ブラッシング
  • 日陰の平干しで干す

【より詳しい洗濯方法】起毛素材のふわふわをキープさせる

極力ダメージをなくすならプロにお任せするものおすすめです。

季節や自分に合った裏地を選ぼう

見せるための表地、着心地が決まる裏地。デザイン性も快適性も、できればどちらも妥協したくありませんよね。

オンラインショップでは実際に商品を手に取って見たり、試着ができません。

商品説明に書いてあったとしても、言葉の意味が分かっていないと、「欲しいものと違う」「自分に合ったものではない…」ということになりかねません。

好きなデザインに巡り合っても、着てみると寒いし暑いし全然快適じゃない!なんて悲しい…。

裏地のチェックも欠かさずに。好きなファッションで快適に過ごせるように選んでいきましょう。

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