
服のワッフルのお手入れ方法とコーディネート
2023/11/14
お菓子のワッフルのように、マス目に凸凹した生地をワッフルと言います。(ワッフル編みの生地)


凸凹による機能性(防寒性や蒸れ防止など)の高さとフワッとした触り心地が特徴の生地で、タオルや寝具、衣類などによく使われます。
ワッフル生地の服はざっくり着れてベタつかないのがうれしいところ。季節問わず一年を通して使えるアイテムもあるので、ワードローブにあると便利です。
そんなワッフル生地のこと、ワッフルアイテムを使ったコーディネートをご紹介していきます。
ワッフル生地の特徴・魅力
ワッフル生地は保温性があり、ベタつきを抑えてくれるというメリットがあります。そしてなんといっても柔らかい肌触りが魅力。
毛羽立ちやシワになりにくいという、お手入れ面でのメリットも外せません。
「通気性・吸水性・吸湿性」あり!夏でも快適に
通気性・吸水性・吸湿性ありの三拍子揃った生地で、夏にはこれらの機能によって快適さをサポートしてくれます。
この吸水性、吸湿性の高さから、タオルや寝具のカバーなどにもよく使われます。
ワッフル生地のこの特徴は凸凹によるもの。
凸凹があることで生地全体がベタっとはりつかず、肌との間に空間ができます。そのため汗をかいたときに生地がはりつくのをやわらげてくれます。
また通気性が良いため早く乾きます。
吸湿性もあるので蒸れにくく、水分をよく吸収し乾きも早い。汗をかきやすい夏にぴったりの生地です。
体温を逃さない保温性
ワッフル生地の凹部分は空気が入り込みます。ここに空気がたまることで体温を逃がさず、保温されます。
この保温性の高さから、秋冬にワッフルアイテムをインナーとして使うのもおすすめです。
柔らかい触り心地と伸縮性
ワッフル生地は糸を浮かせるように織るため、空気感のあるふわふわの肌触りになります。おろしたてのワッフル生地の感触は最高です!
伸縮性にも優れているので、着やすく動きやすいところも人気のポイント。
こういったところからインナーやスポーツウェア、レギンスなどにも使われます。
目立たない毛羽立ち

繰り返しの着用、洗濯で出てきてしまうのが毛羽立ちや毛玉。全く出来ないわけではないのですが、毛羽立ちや毛玉が目立たないところもワッフル生地の魅力です。
毛羽や毛玉は、素材によってできやすいものもあるので要チェックです。
シワが少ない
ワッフル生地が凸凹になっていることで、平らな生地よりシワがつきにくくなっています。マス目が大きく生地の厚みのあるものほど、シワになりにくいです。
優れた機能で季節の変わり目にぴったり
昨日は暑くて今日は寒い、最近涼しいけど今日はなんだか蒸し暑い…季節の変わり目ってこういった日が多くなりますよね。
そんな寒暖差のある季節にはワッフルアイテムがあると便利です。
ワッフルは使い勝手がよくオールシーズン着れますが、生地の機能性によって温度・湿度を快適に保てるので、特に季節の変わり目におすすめできます。
肌寒い時には保温してくれ、蒸し暑い時でもベタつかず、生地が汗を吸って発散してくれるので不快感がなく着ていられます。
Tシャツ一枚だと肌寒いけどニットを着るほどではない…なんて時は、機能性バッチリなワッフルを選べばOK。
おしゃれさがあるので一枚で着てもインナーに着てもきまります。
ワッフル生地のお手入れ
ワッフル生地は「伸びやすく縮みやすい」というデメリットがあります。洗濯・干し方・アイロンがけなどは、伸び縮みに気をつけてお手入れをすることが長く使用するためのポイントです。
ワッフル生地の洗濯
洗濯はネットに入れるか手洗いにします。家庭洗濯がOKか、洗濯表記は必ずチェックしてください。
洗濯機で洗う場合、ネットに入れることで摩擦を少なくできるため、ワッフルのふわふわ感をキープするために必須です。

ワッフルは伸びやすい?!ハンガーにはかけない方がベター
ワッフル生地は水分を吸いやすく、伸びやすい生地です。
洗濯をしてハンガーにかけると、水分を十分に吸って重くなったワッフル生地は伸びてしまいます。乾いても縮まず伸びた状態のままです。
そのため水分をしっかり落として、平干しにするのをおすすめします。
乾いている状態でも伸びたり跡がついてしまいやすいので、保管する時はたたんでしまっておきましょう。
伸びてしまった時はスチームを当てたり、乾燥機にかけることで多少元に戻せる場合もあります。
アイロンがけをするならスチームでふんわり感をキープ

凸凹がくずれてしまうので、基本的にはアイロンはかけない方がいいです。
せっかくのふんわりした立体感や機能的な魅力も少なくなってしまいます。
どうしてもシワが気になる…という場合はスチームをあてる程度がおすすめです。
ワッフル生地の伸び縮みを解決
ワッフル生地は伸び縮みしやすい生地です。
「ネットに入れて洗濯」「平干しする」といったことで伸びは軽減されるものの、何度も着ているうちにどうしてもくたびれ感が出てしまいます。
そんな時の応急処置方法があります。伸び縮みするパターンがあるので、それを利用して直していきます。
乾燥機で縮ませる
ワッフル生地は乾燥機をかけると縮みます。伸びてくたびれた感じが出てきたら、乾燥機で伸びを修正することができます。
長時間乾燥機にかけると縮み過ぎる可能性もあるので、時間は10分・20分と様子をみながら試してみてください。
※生地の素材によっては乾燥機NGもあるので、乾燥機にかけても問題ないかは要確認です。
乾燥機は家庭用のものでもOKですが、コインランドリーの性能高めのものもおすすめです。高温・短時間で乾燥させることで、生地のダメージを少しでも減らせます。

なみなみになってしまったワッフル生地のマス目の直し方
ワッフルのマス目が大きいほどよれやすいので、大きめのマスのワッフルはより取り扱い注意です。
波なみが気になったらこちらをお試しください。
- 波なみになっている部分に霧吹き。
- 水がついたところに軽くアイロン当て。
基本的にワッフル生地はアイロンがけをしない方がいいので、凸凹がくずれないようにやさしく。
伸ばすという感じで当てるより、マス目をそろえる気持ちで。引っ張らず、軽く手でならすようにやってみてください。
ワッフル生地のTシャツは「サーマル」
サーマルとはワッフル生地を使ったTシャツのこと。
ワッフル生地のもの = サーマルと言われることもありますが、
【ワッフル生地のTシャツ = サーマル】が本来の意味。
サーマルは保温・防寒に優れ、アウトドアやミリタリーなどでもよく使われます。
さらっとした肌触りや、吸湿性・保温性の高さからインナーシャツとしても大活躍します。軍隊でもサーマルが使われるほどなので、機能はお墨付きです。
夏のカジュアルファッションでは一枚での着こなしも人気です。
きれいめな雰囲気、こなれっぽさを出したいときなど、フラットな生地のTシャツよりワッフル生地のシャツがおすすめ。
シンプルでおしゃれにワッフルコーディネート
ワッフルは幅広くコーディネートできます。ざっくり着ることができるので一枚だけでも決まりますし、レイヤードスタイルにもOK。
ふんわりした生地で体にフィットしすぎないので、自然な体型カバーもできちゃいます。
一枚で着るならゆったりめのもの、インナーとして使うなら、細身で袖や裾部分はタイトになっているものを選びましょう。
細身のものだと、肌との密着度があがるので保温性の効果がアップするメリットもあります。
スポーティ・カジュアルスタイルによく使うワッフルですが、コーディネート次第でシックにもかわいい感じにも着こなせます。
ゆったりめなシルエットを活かしてリラックス感のあるコーディネートや、上品スタイルにカジュアルミックスもいいですね!
ワッフルアイテムで色々なコーディネートを楽しみましょう。
ワッフルTシャツにジーンズ
カジュアルワッフルスタイルの王道と言ってもいいでしょう。
トップスをワッフルにするだけで大人のおしゃれコーディネートになります。
ワッフルニット ノットサイド フレアヘム Tシャツ / SHEIN
同じ無地のTシャツでもワッフルとフラット生地を比べると、ワッフルの方がおしゃれな感じに。凸凹のある立体的な生地が、普通の生地とは違った雰囲気を出してくれます。
一枚ワッフルに変えるだけでいいので、ワンポイント足したいなーという時にはとても便利。
カジュアル感の出やすいワッフルアイテムですが、パールのネックレスのようなアクセサリーで上品カジュアルにもできます。
スリムパンツと合わせてスタイルアップ
ゆったりめなワッフルトップスとスリムパンツを合わせてスタイルアップ効果が狙えます。短めの丈を選んだりトップスインしたり、スリットの入ったトップスにするとよりその効果が表れます。
リラックス感のある程よいゆとり、短めの着丈でコンパクトなシルエットなので重く見えないのが特徴のワッフルプルオーバー。ドロップショルダーとボリュームスリーブで華奢見え効果も。
インナー、レイヤード使いでも活躍
サロペットと合わせてワッフルをインナーにするコーディネートや、ワッフルワンピにスリムボトムス・デニムを合わせたレイヤードスタイルもおすすめです。
USAコットン ワッフル ロングスリーブTシャツ【限定展開】
程よい厚さでサロペットやキャミワンピのインナーとしても使えるアイテムです。1枚でデニムやスカートと合わせてもOK。
ワッフルサーマル ヘンリーネックワンピース
ワッフルサーマル スリット入長袖パーカーワンピース
ボトムスのワッフルで楽カジュアル
ワッフル生地ならタイトなシルエットのアイテムでもラクさとカジュアルさを取り入れられます。
着回しに便利なタイトスカートで気になる下半身のラインをキレイに魅せてくれます。ボーダーとベーシックカラーの4色展開。ラフなアイテムに女性らしさをプラスしたいときにも○
ロング丈のスカートと合わせてフェミニンさアップ
ワッフル生地はやわらかい印象があるので、フェミニンスタイルにも合います。ロング丈のスカートと合わせるとかわいいカジュアルコードの完成です。
出典 : https://wear.jp/nnnooo26/19339288/
機能性が高くオールシーズン使えるので、ワッフルアイテムでいろいろなコーディネートを楽しんでください。
おすすめワッフルアイテム
【カーディガン】
キャッチーなカラーカーディガン。ボトムスはデニムなどのベーシックなものが○。カーディガンは幅広いコーディネートに使えるので、カラーものを持っておくとファッションの幅が広がります。
【ルームウェア】
楽で着心地のいいワッフルアイテムはルームウェアにもちょうどいい。カラーシャツやカーディガンをプラスしてワンマイルウェアにも。