毛玉ができやすい素材がある!予防・取り方・素材を知って毛玉対策 | freeen

毛玉ができやすい素材がある!予防・取り方・素材を知って毛玉対策

2022/01/04

毛素材は保温性が高く、冬にはニットやセーターは大人気。でも毛玉ができやすくて困っている人も多いのではないでしょうか。

ニットやセーターに限らず毛玉はいろいろなアイテムにつきもの。取り除くのも面倒だし、できないようにすることが一番ですが、「毛玉が絶対にできない素材」というのは難しい問題。
それでも毛玉ができやすい素材とできにくい素材というのはあります。もしかしたら素材を変えるだけで毛玉が軽減するかもしれません。

毛玉ができやすい素材には予防対策をしたり、できてしまったらうまく取り除いてアイテムをきれいに保ちましょう。

毛玉ができるわけ

毛玉の元は繊維。そして毛玉の原因は摩擦や静電気です。

摩擦によって生地がすれることで繊維が毛羽立ち、その毛羽がさらに追加の摩擦や静電気で束になって絡まり、毛玉になります。

なので毛羽立ちしやすいもの、そして毛足が長く絡まりやすいものが毛玉になりやすい素材と言えます。

摩擦や静電気といったものは生活の上で避けられないもの。
毛玉を防止するするためには、「毛玉のできやすい素材」を選ばないことも重要です。

毛玉ができやすい素材

毛玉ができやすい代表格はニット。同じニットでも素材によって毛玉の出来やすさや取れやすさに違いがあります。

特に毛玉が出来やすいのはこちら。

  • アクリル
  • ポリエステル
  • ウール・カシミヤ・アンゴラ
  • 天然 + 化学繊維の混紡(アクリルやポリエステルなど)

毛玉ができやすい化学繊維は特に要注意。
化学素材はひっついている毛玉を離してくれません。自分で取らないとどんどん毛玉が増えて毛玉だらけになってしまうこともしばしば…

ウール、カシミヤ、アンゴラといった天然繊維は、毛玉はできやすいものの、自然と落ちやすいという特徴があります。

アクリル・ポリエステル

アクリルは天然素材のウールに似せて作られた化学繊維で、やわらかい風合いと保温性の高い素材です。
ポリエステルは化学繊維の中でも多く使われる素材です。
持っているアイテムの中にきっとひとつはポリエステル素材があるのではないでしょうか。

関連記事 : アクリルはどんな素材?
関連記事 : ポリエステルはどんな素材?

どちらも静電気が発生しやすいというデメリットがあり、毛玉になりやすいです。さらにアクリルは毛足が長い繊維なので絡まりやすく、これも毛玉の原因になります。

そしてアクリルもポリエステルもとても強い繊維です。
ウールのような天然繊維は切れやすいので、毛玉ができても自然に落ちてくれます。
しかし、丈夫な繊維は切れにくい。毛玉になったらそのまま服に居つきます。毛玉を取らずそのままにしていると、どんどん硬い毛玉になるため、より取れづらくなります。

ウール・カシミヤ・アンゴラ

ウールとカシミヤは天然の毛素材。繊維の表面がうろこ状で縮れているため、繊維そのものが絡まりやすく、絡まった繊維は毛玉になります。

関連記事 : いろいろある毛素材まとめ

毛玉にはなりやすいですが、取れやすい素材でもあるので、ちゃんとお手入れすればきれいな状態で使い続けることができます。

獣毛の毛玉の発生率は以下の順と言われています。
アンゴラ > ウール > カシミヤ > キャメル > モヘア > アルパカ

毛の素材を選ぶときに参考にしてみてください。

天然繊維と化学繊維の混紡

天然の毛素材(ウールやカシミアなど)と、アクリルやポリエステルといった単体でも毛玉のできやすい繊維が混紡されている生地は、毛玉が増えやすいです。

天然繊維は自然に落ちることが多いですが、化学繊維が入ることによってくっつき続けてしまいます。

くっつき続ければ、そこに新たな毛玉が増えて大きくなっていきます。

繊維の強度が強い素材は毛玉ができやすい

繊維の強度が強いものは、丈夫さというメリットがありますが毛玉になりやすいデメリットも持っています。

毛玉は避けられないもの。どんな素材でも毛玉を0にすることは難しいです。
天然繊維のようにやわらかい繊維は毛玉になる前に、もしくはできたとしても自然に落ちてくれるので、実際には大量に毛玉ができていたとしても気付かないだけのこともあります。

強い繊維は自然には落ちてくれません。取らない限り生地に残ってしまうので、目に見えて毛玉の存在を確認できてしまいます。

素材によってはしっかり手入れをすることが大切です。

毛玉ができにくい素材

天然素材のものが毛玉の出来にくい素材といえます。同じ毛素材でも、繊維の構造によって毛玉ができにくいのがアルパカやモヘアです。

  • アルパカ・モヘア
  • コットン・シルク・リネン

これらは繊維が毛玉のできにくい構造になっています。静電気が起きにくく、繊維表面が滑らかで絡まりにくいことも、毛玉の発生を抑えています。

ただし、これらも化学繊維と混合されている場合は注意。毛玉になりやすい素材に変わってしまいます。
素材100%のものであることが、毛玉ができにくい素材の条件です。

生地の作り方で毛玉ができないものもある

ポリエステルやアクリルでも毛玉ができにくい場合があります。

それは裏地に毛玉ができやすい素材、表地に毛玉にきにくい素材で作られたもの。

単純に素材だけではなく、どう作られているかを見ることも重要ポイントです。

毛玉をできにくくするアンチピリング

「アンチピリング加工」という毛玉をできにくくする加工があります。これは毛玉になる前に落ちるようにしたもの。
この加工が施されていれば、アクリルの毛玉に悩まされることは少なくなりそうです。

いつも毛玉に困っている人は、持っている服の素材が、毛玉ができやすいものが多いのかも。ぜひ毛玉ができにくい生地かチェックしてみてください。

購入前に毛玉ができやすいかチェック

素材以外にも毛玉ができやすいかをチェックできるポイントがあります。

品質表示タグや商品説明から「ピリング・毛玉」の文字を探す

品質表示タグはぜひ見てください。

ちゃんとしているメーカーさんは、繊維をしっかりチェックして商品を販売します。
そのチェックの際に「毛玉になりやすい」と判断されると、注意事項として書かれます。
ここに「ピリング(毛玉)が発生しやすい」というようなことが書かれていないかチェック。

レビューがあればチェック

オンラインショッピングの場合は商品説明、もしくはレビューをチェック。あまりにも毛玉が多いとレビュー上でそのことを書いている人がいます。
こういった声はぜひ参考にしましょう。

ざっくり編みは毛玉ができやすい

ニットであれば、編み方でも毛玉のできやすさをチェックできます。

ざっくりした編み目のものは繊維が絡まりやすく、毛玉ができやすい。逆にしっかりと目が詰まっていれば毛玉はできにくいです。

毛玉予防のお手入れ

毛玉はお手入れによっても頻出度が変わります。洗濯やしまい方、着るときの注意などによって毛玉発生を少なくすることもできます。

みなさまの毛玉ストレスが少しでも緩和されることを願っています。

素材別おすすめ洗濯

≪ウール≫

ウールは水洗いすると縮みやすい素材のため、ほとんどのウールは家で洗うことができません。どうしても汚れが気になるときなどは、水の中に入れてあまり動かさないようにして押し洗いしましょう。

≪アクリル≫

繊維が丈夫なアクリルは、お家洗濯もOK。30℃程度のぬるま湯で優しく押し洗い。

同じ温度のお湯で2回ほどすすぎをしたら、洗濯機で30秒脱水。

最後に厚めのタオルに挟んで、水気を取ります。

≪ニット全般≫

ニットをひっくり返して、服がぴったり入るサイズの洗濯ネットに入れる。

洗濯機で洗うときは「ドライコース」。

裏返してぴったりサイズのニットに入れることで表面の摩擦が減ります。大きいネットは服が動いてしまって、結局生地同士が擦れてしまうため毛玉の原因に。

洗濯機のドライコースは普通コースより弱い回転で洗濯します。これで摩擦が弱くなって毛玉をできにくくなります。

プロにお任せ

特にニット類はプロにお願いするのも手です。
お家洗濯ではしきれないケアもしてもらえるのも、プロにお任せするメリットです。

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着た後にブラッシング

着た後は洋服用ブラシでブラッシング。生地の毛並みを整えましょう。
着た後すぐにやることで、後から擦れてできてしまう毛羽が絡まるのを防げます。絡まなければ毛玉になることもありません。

ブラシは力を入れすぎず優しく一定方向にかけるのがコツ。強くいろいろな方向にかけてしまうと逆に絡まります。

連続して着ない

同じものをすぐに続けて着ると、生地の負担が大きくなり摩擦は起きやすくなります。
休ませることも大切。1回着たら2、3日は休ませましょう。

毛玉ができやすいところを注意

毛玉は擦れてできるので、特にこすれやすいところにできます。
よくできる箇所は脇の下、腰、袖口(こすれやすい場所)。どこも自然とこすれてしまうところです。

袖の内側、バッグなどとこすれやすいところも要注意。リュックやショルダーバッグなどは特に摩擦が起きやすいです。
よく肩にバッグをかける人ならバッグが当たるところ(脇のところ)。ショルダーバッグなどは腰のあたりが擦れやすいです。
摩擦の少ないレザー素材のバッグに変えてみたり、擦れないようなコンパクトなバッグを持つのも対策の一つです。

生活の中で擦れないようにするのは難しいと思うので、着た後にそのあたりを見て毛玉があればブラッシングをするようにします。
これで毛玉が増殖していくのを抑えることができます。

服に合わせた毛玉取りを

毛玉は取れば一度はなくなりますが、服に合わせたお手入れでないとかえって毛玉を増やしたり、穴を開けてしまうことも…。正しい毛玉とりでお気に入りの服を長持ちさせましょう。

毛玉取り参考サイト:
誰でも簡単にできる!毛玉をキレイに除去する方法 | ユニネクマガジン

実は毛玉は取らない方がいい

毛玉は服の繊維の端くれ。それを取るのは服の生地を減らすことと同じです。何度も毛玉を取っていくと生地がその分なくなり、服がくたっとなっていきます。
これではお気に入りの服でも、長くは着れません。

でも毛玉ができたら取らなければみっともない…でも取ったら服の寿命が縮んでしまう…

取らない方がいいけど、やっぱり気になってしまいますよね。
なので毛玉を作らないようにすることが一番!

毛玉を取ることを頑張るより「毛玉を防ぐこと」を意識してみましょう。

毛玉に悩むときは素材チェックもお忘れなく

デイリーに長く着たいならば、きちんと素材を確認して、毛玉ができにくく丈夫な素材のアイテムを選ぶようにしましょう。

せっかく「いいな」と思って買った服なのですから、ほんの数回着て毛玉だらけで着づらい…なんて悲しい。

素材で毛玉の発生頻度をおさえられるので、お気に入りを長く着るためにも、ちゃんと素材を見ていいものを選ぶ。毛玉に悩んでいる人はぜひ素材チェックを。

そしてできる前に予防する、できたら生地を傷めつけない程度に取り除いていきましょう。
「本当に長く使えるお洋服」は購入前の素材チェックやお手入れが大切なことです。

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